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少女は一瞬目を見開き、驚いた表情をするが、直ぐに満面の笑みになり、大きく頷いた。
「うん!」
リュードは無言で目を正面へと戻し、再び歩き出し、アレンの側まで来ると、その場で足を止めた。
「…行くぞ…」
リュードはそう口にすると、また出口へと向かい歩き出した。
「あ、うん」
アレンは一度少女の方へ振り返って、頭を下げると、直ぐ様リュードの後を追い、走り出した。
「バイバ~イ!」
少女は満面の笑みで大きく手を振り、リュード達を見送っていた。
各々の家々の前に居る村人達は、手を振る者や、頭を下げる者など、リュード達が去るのを見送っていた。
「こういうのも悪くないね?」
「…下らない…」
二人は村人達に見送られ、村から出ていき、本部への帰路についた。
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