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「あ、おはよ。」
「泰平さん、テンション低いやん?」
「ま~朝やしね。」
僕は決して朝は強い方ではなかった。
「つかさ~、泰平さん何気に目立ってんべ。」
良平の言う通り…、朝から色んな人にチラミされていた。
「てか、何でさん付け?」
良平は少し考えて、こう答えた。
「男同士でさん付けってさ~何か大人っぽくない?だから、俺の事もさん付けで読んでよ。」
「あ、あぁ…わかった、良平さん。」
も良平は何を考えてるのかよくわからない奴だ…
そんな中突然、結構背の高い男が僕等の中に割って入って来た。
「そこの茶髪!お前、どこ中や?」
いるんですよね…。
話しの一発目がこんな質問って…若気のいたりってやつですか…。
「○○中学やけど…」
しかも、真面目に答えちゃったりして…。
「金髪のお前は?」
ちなみに、金髪のお前ってのは良平です。
「あ、俺~?俺はね~…てか、君どちらさん?」
「金髪!貴様おちょくっとうとや!?あぁ?」
と、二人が取っ組み合いになるか…と、思った頃に先生到着。
「ほら!お前らホームルーム始めるぞ!席につけ!」
背の高い男はチッと舌打ちをして、席に戻ったのだった。
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