やっぱり?そうなる訳ね…

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もしかして… 「竜彦!?」 「やっぱり泰平やん、茶髪とかしと~けん、中々気付かんかったけど…何か似とるな~って、思ってついて来たら、ビンゴやし!マジウケる。」 そう…手を上げていたのは竜彦だったのだ。 竜彦とはりょうの族で一緒にパシリをした、言わば同士なのである。 「お前ら、俺をシカトして盛り上がってんなょ!!」 マーシーはブチ切れ寸前だが…、マーシーをシカトしたまま、竜彦は喋り続けていた。 「泰平、マジ久しぶりやん。お前何組と?」 「俺と一緒で一組ぜ。」 ここで、良平も話しに加わる…。 「君さ、金髪とか派手な頭やね~。名前何て言うと?泰平の友達?」 「俺?俺、良平。泰平とは昨日仲良くなってさ~。」 周りにいたギャラリーも、流石にざわついて来ていた。あまりに見事なシカトっぷりに…。 「お前ら、待てって!!俺を置いていくなよ!」 マーシーの顔は怒りからなのか、真っ赤になっていた。 「つか、お前何様?何の用や?」 急に竜彦は、マーシーに絡んでいた。 「ま~ま~竜彦さん。そんなに言わなくても…」 何故か、マーシーを庇う、良平…。 もう、意味がわからない… 「キーンコーンカーンコーン…」 チャイムが鳴り、ギャラリー達もそそくさと、教室に戻って行ったが、何故か田代と竜彦は、睨み合ったまま、動こうとしなかった。
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