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僕はアタフタしていた…
きっと、竜彦とマーシーは殴り合いの喧嘩をすると、思っていたからだ…
喧嘩は止めなきゃいけない、授業は始まっているし…、多少パニクっていたが…。
「あ、ヤベェ。俺1時間目、実習やった…。マーシーごめん。続きはまた今度。」
そう言い残し、竜彦は風のように去って行った。
取り残された、田代は…
「…………。」
「マーシー、本当は、俺らと仲良くなりたいんじゃね~の?どうなの?んん?」
良平は、突然おかしな事を言い出した。
「んなわけねぇだろうが!!お前ら昼休み覚えとけよ!?」
田代はそう言って、トイレを出て行った。
僕等も教室へ戻ろうと、トイレを出ると、先輩らしき人達2、3人と、出くわした。
僕はあまり、見ないように、通過すると…
「ちょ、待たんや?挨拶は!?」
一人の先輩が凄んで来た。
「え?あ、挨拶?おはようございます?これでいいんすか?」
うわ~、良平、先輩にそんな口のききかたやめてくれ~~。
と、思った瞬間だった。
良平の方から、「バチン」と、音がした…そう思った瞬間、良平の鼻から血が流れていた。
「お前ら、口の聞き方も知らんとや?あぁ!?」
先輩に胸倉を掴まれて、良平は引きずられて、どっかに連行されている…
どうする?
逃げる?良平を助けて…
いろいろ考えてると、別の先輩に、腹を膝で蹴られて…
「お前もついて来い、逃げんなよ?」
と、脅され、僕らは人気のない部室裏に連行されたのだった…。
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