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入学式が始まった…。
中学と同様、校長の話しから始まった。
「ようこそ農業高校へ!ご入学おめでとう………。」
ま、どうでもいい話しだったので飛ばしますね。
周りを見渡すと、県内1の不良高校と言われる割には、そうでも無い感じだった。
そして、何と言っても、男子よりも女子の方が多い。
農業高校ですよ?
これにはビックリです。
さらに言うと、何だそのスカートの短さは!?
ワカメちゃんがいっぱいですよ。
正直目のやり場に困ります。
長い長い校長の話しも終わり、入学式はあっという間に終了。在校生は体育館を後にした。
残った新一年生は、このままクラス割を発表された。
僕のクラスは一年一組だった。
そのまま、クラス事に整列して、教室へ向かったのだが…。
体育館を出ると、一本の渡り廊下があり、次にあるのが、1コ上の先輩の教室…。
しかも女クラ。
廊下側の窓から、先輩方が、いい男ウォッチングと言わんばかりに、つめかけていた。さらには声をかけたり、手をふったりしていた。
これが高校か…。
なんかスゲーとこに来てしまった様な。
僕は少し恥ずかしくなり、下を向いたまま、教室へと向かった。
教室に入ると、机には名前が書かれていた。僕は廊下側の前から2番目だった。
一通り、先生の挨拶があり、教科書やロッカーの鍵が配られた。
重い教科書を持ち帰らなくていい事が、こんなに素晴らしいとは、思いもしなかった。
今日はこれだけで終わり。
みんな、下校の時間を迎えたのであった。
そんな帰り道、一人の男が声をかけてきたのであった。
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