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通学ルートは、電車にのり二つ先の駅で降りる、そこのバスで農業高校前まで行くルートだった。
僕は早朝から目を疑った。
バス停が隣接している駅は、僕等の高校以外の高校3つが利用しているのだが…
俺等の高校は、あからさまにガラ悪い。まず制服をまともに着こなしているのは1年生ぐらいだ。
今で言う、ごくせんの3ーD並である。ある意味ごくせんよりヒドイ。
まさに「リアルごくせん」だった…。
学校につくとさらに驚く事が…。
まず、みんな指定のカバンはもちろん持っていない…。
髪の毛は、よりどりみどり…
正門に教師が立って、素敵な笑顔で「おはよ~。」と、挨拶している。
違うだろ!?教師達!
今通った生徒、制服着てませんでしたけど…。
次の生徒は、髪の毛緑ですよ。
まず、そこにツッコミ入れとけよ!
と、ツッコミどころ満載な教師がおります。
やっぱり、来る学校間違えたか?
さらに教室に向かう途中、階段の踊り場に灰皿がありました…。
流石にこれはギャグですよね~。
いや、マジなんです。
まぁその日、教師達が血相をかかえて、犯人探ししてたんで、常に灰皿が置いている訳では無いようです。
ホッ…。
教室につくと、周りの人達がヒソヒソしながら僕の方を見ていた。
そんな時…
「泰平さん、おっぱ~。」
と、陽気に声をかけて来たのは良平だった。
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