別れ…

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始業式… ダブリな俺は、一人浮きまくっていた… ヒソヒソ……ヒソヒソ…… あの人ってダブり? なんかあんまり見た事ないよね~。 色んな声が聞こえていた… そんな中… 「泰平先輩!ち~っす!」 なんか見た事ある奴が俺の眼前に現れた… 「ん?誰やったっけ?」 「前に、学食の前で挨拶したじゃないっすか?」 ハッキリ言って覚えて無いが… 「あぁ…え~っと……名前聞いたっけ?」 「渡っす。」 「わたり?わたり……あぁ~。」 とりあえず思い出したふりをしていた。 それからも事あるごとに、渡と言う奴は絡んで来た。 ハッキリ言って…つまんない… 俺は始業式を皮切りに、学校に行く事は無かった… そんなある日… 朝っぱらから、ヤッチンが俺の家に来た。 「あれ?お前学校は?」 「そうゆう泰平君こそ?」 「言えた義理じゃないか。」 ヤッチンも親に無理矢理学校を決められた口だった… しかも… 俺と同じ高校。 ヤンキー学校。 その日からほぼ学校に行かずに、パチンコ三昧な高校生活。 もちろん、A子と秋子と付き合いながら… そんな夏休み前の終了式… 俺とヤッチンの単位は切れていた… そりゃそうだ…毎日学校に行くふりして出て行き、トイレで着替えパチンコ。始業式以来まともに学校に行った記憶が無い…。 流石にじいちゃんから声にならないほどの怒りを感じていた。 「誰が授業料払いようとや!?」 叔父も怒る… 俺はパチンコで稼いだ金とA子に毎月貰っていた10万、合計20万程の札束を叔父の目の前に叩きつけた。 「はい。授業料。これでいいやろ?学校は辞める。仕事決まったら家出る。これでよかろうが!」 叔父は何も言わず金を拾った… じいちゃんは… はじめて見る、俺の豹変ぶりに目が点になっていた…。
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