イジメ

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生徒会室に着くと、すでに話し合いが始まっていた。 南『すみません。遅くなりました。』 南は席につき、すぐにパソコンを開いた。 『焦らなくて良いよ?クスッ』 そう言ったのは生徒会長の古澤俊樹【フルサワトシキ】だった。 俊樹は学校のアイドルだった。モデル並の体型に甘いマスクで、誰にでも優しいからだ。 南は会長と仲がよく、周りからは付き合っているのではないかと言う噂が絶えなかったが、副会長なら敵わないという様に、嫌味等は言われた事がなかった。 俊樹は生徒会が終わると南を家まで送ってくれた。これは俊樹の日課だった。
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