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調べも終わり、羽生の留置所に入った。
加須は数年前に建て直されたらしくて、広いし綺麗な感じだったからそれを想像していた。
でも…。
羽生は狭いし、汚い…。
加須署は『成人房』『少年房』『婦人房』の三つに房が別れていた。
何と無くわかると思うけど、チョット房について説明しましょ。
『成人房』＝成人男性が入っている房。この房が大体四つから五つくらいある。
『少年房』＝未成年が入る房。加須にいた時の少年房に暴走族の子等が出たり入ったりしていた。未成年の為、家裁に行くまでの数日間しかいないから回転が速いから一つしか房が無い。
『婦人房』＝成人女性が入る房。かなり警察署自体が大きくない限り、婦人房も少年房同様一つらしい。熊谷署は警察署自体が新しく大きかったから婦人房も幾つかあったらしい。
因みに房の中の造りは３畳から４畳程度の広さにとっても狭い和式トイレ。
たぶん何処の署も同じ造りだと思う。
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