家宅捜索 1

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K氏は部屋空いたスペースに私を座らせ、ユックリと語りかけてきた。 「まぁ、美夢さん落ち着いて(笑)何も知らないなら、慌てなくてもいいでしょ。・・・それとも美夢さんが主犯ですか?」 私が主犯? 悪い事はしても、人様を傷付ける事はしない! 「私が主犯の訳無いでしょ!主犯が自分の名義の口座で詐欺する訳ないでしょ。少なくとも私はそんな間の抜けたマネしないよ!」 少しカッ!としてかえす私にK氏は不敵に笑う。 あぁ!(怒)噂には聞いていたが、こいつらムカツクなぁ~! ??? ここである事に気が付いた。 私の部屋は神奈川県相模原。 なんで、埼玉県警の刑事がウチ来た???? 「ねぇ!刑事さん。なんで埼玉から相模原くんだりまできたの?」 私は基本的に凄く素直性格だ。疑問に感じた事は直ぐに聞く。 だって、気持ち悪いじゃん! 「埼玉県の羽生市で被害届がでたんだよ。その振込み先の口座の名義が美夢さんだったんだよ。それで、少し話を聴きたくてね。」 オィオィ! これが、チョット話を聴きに来た人達のする事ですか? ご丁寧にガサ状までご持参で・・・。 「なるほどねぇ~! でも、被害者の人は気の毒だと思うけど私は何も知らないよ。」 事実被害者は気の毒だとは思う。 「その辺の事は後でユックリ話してもらうから。取り敢えず今は、事件の証拠になる物が無いか調べさせてもらうから。」 ・・・事件の証拠? それって・・・ 私が被疑者・・・って前提の話じゃねぇ~? .
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