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少年「えっ?」
少年は意味がわからなかった
少年(からだ…?)
榊原がそう言った瞬間
彼の後の壁が二つに割れた
いや、正確にはスライドドアが開いたのだが
あまりにキレイに境界線がなかったため
そこにドアがあることがわからなかったのだ
開いたドアからたくさんの人が現れた
みんな見るからに研究員のようだ
研究員達は手術する時のような服を
実験服を着ていた
全員、顔は隠していた
少年「なんだあなた達は!?」
少年の声は恐怖で震える
誰も答えない
榊原がドアの向こうに歩く
榊原が振り向くと少年がこっちを見ていた
榊原は少年に‘バイバイ,と、手をふる
そして
扉は閉じた
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