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――キーンコーン―
チャイムがなった。
急にあの日の事が思い出される……
あの時一樹に言っていたら今どうなってる?一樹と仲良くしてるかな?
ふと、一樹は私をどう思ってる?など思ってしまい、「一樹、一樹は私の事好き?」と、何の前ブレなくいきなり一樹に言ったので、一樹はキョトンとしている。
「…僕は、由香………」
一樹がいいかけたとき、菜穂の呼ぶ声が聞こえた。
「ゆーかー早くー!次社会だよー!」いつにも増して急かしている菜穂。
――「ごめん、放課後中庭でね。」
だけ言い残し、菜穂のもとへと向かった。
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