冬:TONIGHT

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本物の愛をくれる誰かには出会えたかい? 今、君は幸せだろうか? 俺は君に君の望む愛を与える事は出来なかったけれど…。 君の歌を書くって約束だったね。この歌は酔いどれ天使みたいだった君に捧げる子守歌。 この歌が眠りに就く君の胸に届くといい。 俺はギターのヘッドから燃えつきたSevenStarのフィルターを取り、新しい煙草に火を点けた。 それはあの夜、君が点けてそっと渡してくれた煙草と同じ… やっぱり君の味がしたんだ。
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