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「「「「「はっ?」」」」」
「だーかーら、君たちには鬼ごっこをやってもらうよ?」
意味が分からない。
いきなり呼ばれて来てみれば、鬼ごっこをしろ、だなんて。
いきなりすぎるにも程がある。
まず、何のために鬼ごっこなんかしなくてはいけないのだろう。
凄い暇、という訳でもあるまいし、寧ろコムイはこんな事してていいのかと思うくらい仕事が溜まっているはずだ。
たとえ仕事が全て終わっていたとしてもコムイは室長室にちらばってる書類等を整理したりなんなりと、する事は沢山あるだろう。
その時、談話室にいるエクソシスト全員の思った事が一致した。
━━━━━こいつ(コムイ)を殺ってしまおうか。
「み、みんな~ちょっと!殺すき満々♪みたいな眼で僕の事見ないでくれるかい?リナリーは怒った顔も可愛いからいぃけどね♪」
リナリーはコムイにドコッと鈍い音を立てて蹴りとばした。
その時また、談話室にいるリナリー以外の全員が思った事…。
リナリーを怒らせてはいけない。
「あぁ~…で、コムイ?鬼ごっこの理由は何なんさ??」
「そうじゃ。さっさと話さんか、コムイ。」
「である。」
皆がコムイに注目する。
「鬼ごっこの理由はねぇ~………………君達に持久力、速力、その他モロモロを身に付けてもらう為だよ。あとは…」
コムイがそこまで言うと神田がもの凄い不機嫌オーラを出しながらコムイに近づき口を開いた。
「テメェ…なめてンのか?!」
「そうさ!だいたい、俺達は戦ってるうちにそんなの身に付いてるさ!…………ジジィは別だけど」
ラビが最後にボソッと言った言葉はきちんとブックマンに聞こえていたらしく、ブックマンはラビに飛び蹴りをした。
ラビはその飛び蹴りを避けられず、クリーンヒットした。
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