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しばらく私は動けなかったが
車内の人達にバレないように手で拒否した
他の人に知られるのが嫌だったから…
恥ずかしかったから
私は恐る恐る顔を少し上げた
すると向かいに座っていた中年のサラリーマンがこちらを見ていた…
バレたかな…
中年男はニヤニヤしながら私を見ていた
気づいてる!
隣の男はそんな事に気づきもしないで私の太ももを撫でていた
その手はだんだん上に…
向かいの中年男は助ける様子もなく、ただただこちらを楽しむかのように見ていた。
電車はスピードを落とす。
そろそろ駅だ
扉が開いた瞬間、私は男の手を払ってダッシュした。
…がしかし
男もなぜか降りてきた。私のあとをつけてきたのだ。
恐い
恐い
私は人混みに紛れて無事に逃げる事に成功した。
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