161人が本棚に入れています
本棚に追加
俺は信じたくはなかった。
だけど今は時が止まっている
そんな今の状況を見て反論なんか出来ない…
サンタは話を続けた。
「今のところ世界には能力者が約500人いると考えられています。
私もその一人(操)を司る能力者です。
万物を操ることができます。
そして先ほど申しました『J』これはジュール…つまりエネルギーです
能力者は地球のエネルギーを、自らの身体を媒体としてエネルギーを地球から取り込みます。
そしてそれぞれの能力に変換するのです。
ですから能力者の人は他の人と違い身体の『J』が多い。だから私はあなたを見つけられた。
…というわけです」
「…ということは俺は能力者だってことか?」
「そうです」
「なんで?」
「知りません。とにかく私はあなたを本部に連れて行かなければいけません」
「つれて行く?マジで?」
「マジです」
「…ありえない
ありえない
ありえない
ありえない
ありえない
ありえない…」
「ありえてます」
あっさり答えやがった。
俺は怒りが爆発し、叫んだ。
「ありえない!」
するとサンタは震える俺に近づきこう言った。
「まだわからないのか?君は選ばれたんだよ天野大地さん?」
最初のコメントを投稿しよう!