選ばれた者

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俺は信じたくはなかった。 だけど今は時が止まっている そんな今の状況を見て反論なんか出来ない… サンタは話を続けた。 「今のところ世界には能力者が約500人いると考えられています。 私もその一人(操)を司る能力者です。 万物を操ることができます。 そして先ほど申しました『J』これはジュール…つまりエネルギーです 能力者は地球のエネルギーを、自らの身体を媒体としてエネルギーを地球から取り込みます。 そしてそれぞれの能力に変換するのです。 ですから能力者の人は他の人と違い身体の『J』が多い。だから私はあなたを見つけられた。 …というわけです」 「…ということは俺は能力者だってことか?」 「そうです」 「なんで?」 「知りません。とにかく私はあなたを本部に連れて行かなければいけません」 「つれて行く?マジで?」 「マジです」 「…ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない ありえない…」 「ありえてます」 あっさり答えやがった。 俺は怒りが爆発し、叫んだ。 「ありえない!」 するとサンタは震える俺に近づきこう言った。 「まだわからないのか?君は選ばれたんだよ天野大地さん?」
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