始まり

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「起立!」 その日直の言葉で 俺は夢から現実に引き戻された。 時計はまだ10時、どうやら一時限目が終わったらしい。 普通のどこにでもある教室 普通ではないとしたらそれは教室の清潔さ。 「礼!」 「ありがとうございました」 改めて教室の清潔さを感じ、寝ぼけている俺を、クラス全員が無視して挨拶をした。 教師すら俺を無視してそのまま教室を出ていく… こんなの普通じゃありえない そう感じているかい? 残念だがこのクラス…… いやこの学校は普通じゃないんだ。
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