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「ちょっ！誰かいねぇのかよ！！」
ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬｯ
いくら手を、身体をよじっても、外れない。
叫んでも、返事も無い。
「ぇっ？なんだよコレ！何？ホント、マジで心配になってきたし！」
マジで誰もいないのかよ！！
「…………あははｯ！」
………………………ぇっ！？
誰か居………
ｼｬｰｯ…
呆然としていると、カーテンが開けられた。
「……先輩…ｯ………ウケる…！」
「！！お、前ｯ！戒(ｶｲ)！？」
俺の姿を見て笑っているのは、後輩の壱原戒(ｲﾁﾊﾗｶｲ)、高一。
俺と同じく黒髪黒目。身長は、俺より低めで164(俺は175)。一応(？)俺の後輩のハズなのに……なんでこんな事されんだ？
………で、今そいつは俺の前にいて、ニヤついている。
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