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「戒!どうゆうつもりだ!?早く外せ!」
「……先輩、可愛いですね…」
ギシッ
ベッドのスプリングが軋んだ。
戒がベッドに乗って来たからだ。
「……何言ってんだ?野郎に可愛いって言われても嬉しく無い」
じゃあ女子に言われたら嬉しいのかって?
大体俺は男だ!!
可愛いって言われて嬉しい男なんかいないハズだ!
「クスッ……可愛いですよ?とても…」
言いながら、繋がれた手首をなぞってきた。
「……ッッ…!?冷たッ!」
ヒヤッとした戒の手に思わず震えた身体に合わせて手錠がジャラッと鳴る。
「……ぁあ…、暴れるからこんなに赤くなって…。…………じっとしててくださいね?」
「は?普通暴れるだろ!?意味わかんねぇし、第一いきなりこんなんされてたら――ッッ!ぁっ…!」
声を漏らしてから気付いた。
戒が俺の赤くなった手首を舐めていた…
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