先生!蒼井君が気絶しています!

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「じゃああの子なんかどうだ?」 「あぁ駄目だ、タイプじゃない…」 「じゃああれは?」 「あんなちょっとぽっちゃり系は……」 そういうと勇は溜め息をついた 「お前、なんちゃ女好きだなぁ…」 「違うってぇの!」 俺はこんな症状を持っているが女が嫌いという訳ではない いや、むしろ好きだ 男性が女性を好きになるのは当然だし、何の問題もないはずだ しかし、俺のこの一種の病気のような物が長年俺を苦しめてきた 「じゃああの子は?」 そう言って勇の指の先にはクラスのマドンナ的な存在の南坂 香織(ミナミザカ カオリ)さんだった 「………まぁタイプだなぁ」 「やっぱな、お前面食いだからなぁ」 そう笑いながら勇は言った 俺は面食いで悪かったなと勇を睨めつけた
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