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慶太の背中に手が触れる瞬間、慶太は振り返った。
慶太『…どした?』
私は不安そうな顔をしていたのか、心配そうに顔を覗き込んできた。
美香『…夢…見てるみたいで…。』
慶太はびっくりしたような顔をした。
だけどすぐ優しくてあったかい笑顔になった。
慶太『夢じゃないよ。ほら…。』
そう言って、笑顔よりも優しく…あったかい温もりが私を包んだ。
慶太の中にいた私は思った。
現実でも夢でもいい。
ずっと…ずっとこの温もりの中にいたいと…。
だけど…それは本当に夢であって、すぐ覚める事になった。
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