〇月☆日

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全く、今日というほど厄日な日もないだろう。まさか帰ろうとした矢先に、残業を言い渡されるなんて……… 事情はこうだ。最近、この辺のワルの頭であるフランク率いるシャーク団の連中がひどくなっているという苦情がうちの署にきたために、夜遅くまでパトロールをするはめになってしまった。とりあえず何人かは注意したりして、ひとまず無事に終了してこっちも引き上げようとしたんだが……… …!!? 急に空がピカっと明るくなったかと思うと、ものすごい爆音と共に空から(恐らく)小型の隕石が落下してきた! 音の大きさや位置から推測するに、どうやら町外れの山のてっぺんに何かが落下したらしい。こんなことを言うのも不謹慎だが、街に落下しなくて本当によかったと思った。 まあ隕石も気になりもしたが、こっちはパトロールも終わってようやく家に帰れる所だったので、どうせ明日辺りにゃそこらじゅうから情報が聞けると思っていたのであんま気にしてはいなかった。 しかし、その隕石が落ちた後、無線から連絡が…… 『町外れに隕石が落下、隕石の安全調査を行うために、警察官たちはパトロールを中止して直ちに現場に急行せよ!』 ………つまり、さらに残業決定。あり得ない。
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