‐運命の少年‐

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その場に膝を突いて倒れ込み、いつまでも続く痛みに悶え苦しむ! ――なんだこれ…、 体中が破裂しそうだッ!! 身体が、…熱い―― スーッと気を失ってしまうシュンスケに気づいて助ける者は、 誰もいない。 その彼をじっと隠れ潜んで見ていた何かが、 生い茂った茂みの中からゆらりと立ち上がり、 倒れ込んでいるシュンスケの側に寄る。 シュンスケ「う…ん…。」 すぐに意識を取り戻したのに気付いた何かは、 素早く飛び立ち、 上空へ移った。 立ち上がったシュンスケは胸を摩ったが、 さっきまでの痛みは消えていた。 「アナタガ、…ドウユウコトダ?」 突然、 何処からか響きわたる声が聞こえた。 シュンスケ「え?」 声は不気味で、 妙な恐怖が募る…。 シュンスケは、 小走りでその場を後にして学校へと向かって行く。      
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