‐混沌と混乱‐

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ジン「む?この包み紙…。 シュンスケのヤツ、 人に頼んで置いて風邪薬を飲まんと学校へ行ったのか…。 しょうがないやつだ。」 ――ガチャ。 ユウキ「くそッ! 手がかりなんか見つかりっこないな…!」 ユウキがジン宅へ帰ってきた。 ジン「おお!ユウキ君!ちょうどいい所に。 見せたい物があるんだ!」 ユウキ「まさか! タイムマシンがっ!?」 ジン「いやいや、 それはまだなんにも進んどらんのだがな…。」 そう言うとジンは、 ユウキに腕時計の形をした物を手渡す。 ユウキ「あ、これッ!!」 ジン「知っていたか! 君の乗ってきたタイムマシンから出てきたもんじゃよ。」 ユウキ「う…動いてる!! これなら、 調査が進…む…ッ!?」 腕時計型のそれの反応見て、 凍りついた表情を浮かべるユウキ。 ジン「ど、どうした! なんなんだそれはッ!?」 ユウキ「こ、これはッ…! 宇宙怪物の放つ電波エネルギーを、 キャッチする…探査装置だっ!! 今……、これに反応が2つ! モンスターが2体!近くにいる!!」 ジン「なにッ!? シュンスケはっ…大丈夫なのかッ!?」 ユウキ「ちょっと待て! 点滅した反応の1つが消えた…!?」 ジン「怪物が1体死んだというのか?」 ユウキ「とにかく、 シュンスケが危ないッ!」 家から飛び出し、 ユウキは探査装置を頼りに走り出す!      
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