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ジン「そいつのせいで力が付いたのか!!」
シュンスケ「いや!
どういう事か分かんねぇけど…!?」
ユウキ「シュンスケ君が朝飲んだっていう薬は、
増強剤だ!!」
シュンスケ「なにぃッ!?」
ユウキ「カプセル型の薬だろ?」
シュンスケ「あ、あぁ…!でも…、マジかよッ!?
増強剤って聞いた時、
モンスターの体液を使ってとか言ってたから液体の飲み薬かと…。
つうか!
こんな所に置いといたら間違えるだろ!」
ユウキ「…増強剤を飲んで、
侵蝕やらが起きないということは、
一応は成功してるってわけか…」
シュンスケ「これのせいでいきなり力が…。
だけど、
俺は!…宇宙人な訳だし。
効果ないんじゃ?」
ジン「それはきっとお前の元々からある力が、
薬により開花したんだろう!」
シュンスケ「俺ん中にあるパワー…。」
ジン「力そのものが付いたのではなく…。
感覚が研ぎ澄まされ、
潜在能力を引き出す形となったと言える。
風邪が治ったのも、
目覚めた力のおかげかもな。」
ユウキ「…なるほど。」
ジン「この薬を誤ってシュンスケが飲んだおかげで、
今日の被害はなくなったわけだ…。」
シュンスケ「飲まなかったら、
俺はアイツに…。」
ユウキ「嬉しい誤算だな…。」
シュンスケ「はは…。良かった…。」
増強剤により、
覚醒したのはレグナではなく。
シュンスケの中に眠る、
邪心のない力だった。
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