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その声だけで
俺は
イってしまいそうだ
俺の胸に置かれていた
京の手が
徐々に
離れていく
よかった…
ホっと息を
つきたいところだが
俺の体が
そうはさせてくれない
心臓がいつもの
倍の早さで脈打つ
なにしろ
初めてのこと
ばかりだったから…
でも俺の安堵した時間は
京から発せられた
一言によってすぐに終わった
「まさか…
これで終わったなんて
おもってないよね?」
「……………」
俺の耳が正しければ
京は
さっきの続きをやるようだ
また俺に…
あんな…恥ずかしい声を
出させる…
つもりなのか!?
また
あんな俺を見られるのか!?
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