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最高潮に
ドクドクと脈打つ心臓を
抑え込むように
声を出す
「///え…続きって…!?」
今にも襲いかかりそうな
獣を前にして
俺は、分かりきった
質問を投げかけた
「分からなくても、
今からじっくり
教えてあげるから。」
にっこりと微笑み
益々獣の目が
鋭く俺を見つめる
また昨日のように
京が迫ってきた
今度は学校であんな事を
やるのか!?
すかさず俺の口が動く
. .
「何をしたいかは、よく分かったから。
まずは、ここがどこかを
思い出せ!
ここはともかく…
家だったら、いくらでも
やっていいからさ!
なっ?」
・・・・・・・・
この状況を
逃れるためとはいえ
俺はとんでもないことを
口走ったよな…?
前言撤回した方がいいよな?
が、それより先に
京が喋ってしまった
「さっきまでは、
あんなに黙り込んでたのに
この話をしただけで…
愛生ってほんと
操りやすいんだからさ」
プっと笑いを零す京
俺はからかわれた…
だけなのだろうか?
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