∽第2章∽ ―時空を超えて―

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「お疲れ帰っていいよ」シモンはキーボードの前に座る。 「あいつが着くのを遅らせて、変形チップをばらまいて暴れさせてやる。」シモンは、バーミリオンの時空移動速度を遅らせて、チップを6枚転送し、速度を戻した。 > > 備前南部。茅葺き屋根(かやぶきやね)の家や、あちこちに田畑が広がり、焼き物が多く港の方では、海の向こうの讃岐とも交流があり、栄えていた。 > 砂浜に人が集まっている。 人が倒れているようだ。筵(むしろ)が被せてあり頭だけ出ている。あ、どうやら、バーミリオンのようだ。 「さがれさがれー!見せもんじゃねえぞこらぁ!」 お役人二人が、野次馬たちを追い払う。 一人は背が高く、一人はかなり背が低い。 「ん…」目が薄く開く(なんだこいつら…)まだ視界がボヤっとしている。「あっ気がついたぞ」 視界がはっきりすると役人二人して、覗きこんでいる。(!!!) 「おおお前は何者だ!」即座に飛びのく。「お前、親分を見るや否や後ずさりとは失礼だぞ!」「どういう意味だ」(ゴッ)小さい役人が、言うや否やすかさずツッコミ ながら大きい方が、 「それはともかく、まずはお前から名乗ってもらおうそれが礼儀だ。」「あ、おーすまん💦 あー俺は、バーミリオン(あ、どうしよう何て言おう)よく分からないうちに来てました。ここどこですか?」「あ!あれ何ですか!?流れ星だったりして」(聞いてねぇ) バーミリオンの背後上空に光の線が六つ飛んでいた。image=150597891.jpg
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