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「ここはもうもたん!だから早く行け!お前らも見ただろうが、他にも光が沢山飛んで行った。分かったら行け!」大きい方は、力の限りで蝶八とバーミリオンを行かすように言った。 「行くぞ!」蝶八は、涙をこらえて、バーミリオンの襟を引っ張り連れて行く。
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(我ながらよく耐えた…)刀にヒビが入り、ヒビから触手みたいなのが出て来て、刀が折れると同時に、光は額目掛けて
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蝶八とバーミリオンは、民家の間々を通りながら、遠くの方で光が落ちて行くのを見ていた。
「おい、これからどうするんだ?」とバーミリオン。
蝶八は、「岡山市へ行こう」と応えた。
山道を歩いていると、
「あの、もし」
右手の神社から、女の人の声。
声がする方を向くと、階段上から、 「旅の方と存じ上げるがどちらへ?」と巫女が尋ねた。
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