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【永劫の鎖】
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長い長い力の支配の後
儚く強い小さな命を知った
それは腕の中で壊れそうな程に繊細で
とても力を加える事など出来なかった
やがてその命は大きくなりかつての様な弱さは消えていた
短い間離れて後それを再び見た
美しい華となった命は何処か陰りを帯びていた
守る為の契約
我が命を縛る永劫の鎖
解き放つも未だ枷が残る
この身が砕け散るまでは守り続けて見せよう
いつか我が命が砕け散るならば
せめて武人としてではなく親として砕け散ろう
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