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結局それから、大したことは話さないままドラえもんは寝てしまった。
すーすーと寝息を立てる彼女を見ていると、不意にいたずら心がわいてきた。
今まで彼女の道具に頼るのは我慢してきたけど今日くらいは良いだろう。
明日に行って一足早く合否を確認して、それに対する皆のリアクションをジョナサンみたく言い当ててからかってやる。
僕は彼女がぐっすりと眠っているのを確かめると、机の引き出しを開き、そこに広がった暗い闇に向かって椅子を踏み台に身を踊らせた。
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