【縁(えにし)】

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『ゆめゆめ嘆くは幼少の 渡されたハンカチ紅く染め 夜な夜な通うは誰それの 濡れた身体を癒す為…』     ハカナきは無情 週末は宴の日々 自分を求める相手を変えて 繰り返し犯す 繰り返し満たす 喉が渇けば唾液で潤しながら 壊す為の愛を与え続ける   幼きに汚れ 行方の判らぬ視線に気が狂い 小生は憑き逝く縁の琴知れず 永久(とわ)に永久にと泣き笑う 擦り寄せた身体には 快楽より甘い腐敗臭 いえいえ誠(まこと)は慈愛の逃避   始まれば終わり 終われば始まる 寝んねんころり御ころりよ 産声が悲鳴に変わり いま始まりました…  
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