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それから、隊長はアメリカ軍に降伏を知らせ、アメリカ兵と対等に話し合い、食料と住民の安全を要求したそうだ。
これで阿嘉島の戦争は終わったのである。
犠牲者である3人の内、残りの2人はそれを恥と言って、食料を拒んだ日本兵が残りの数少ない食料を取り合い争って2人で撃ち合い、亡くなったようだ。
ちなみにその隊長は今でも生きています。
今でも一年に一度、生き残った部下達とともに阿嘉島を訪れて来るようです。
そして最後に一番印象に残ったのが、隊長の部下だった、一人が言った言葉「私はあの時隊長を裏切り者で臆病者と思って恨んでました。でも今は、それが全て正しい事、どれだけ勇気のある行動だったのかわかります。私はあなたの部下だった事を一生誇りに思ってます!」と泣きながら言ったと言います。
そしてそれを阿嘉島の住民もこの人が来て良かったと誇りに思っているそうです。
それが阿嘉人(あかんちゅ)の自慢なのだから。
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