泡姫

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こんなお客様がおりました。 外見は俗にいう【アキバ系】の男性です。 脂の纏わりついた髪にはフケが浮き、体臭もキツく、私生活では関わりたくないタイプの方です。 この方の相手はしたくないと思いましたが、仕事は仕事でございます。 嫌々ながらも浴室に案内致しました。 共に入ろうとしましたら、その方は「そっちで待ってて」と、ソファを指差し独り浴室に籠ってしまいました。 四半時もしたころでしょうか。 ようやく浴室のドアが開き、もくもくとした湯気と共に、男性が現れました。
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