幼女時代

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さて、物心つくころから、露出趣味を持ち合わせていた私ですが、不思議なことに、小学生になると、その行為に興味がなくなっておりました。 興味の対象は、小学生に相応しく、アイドルやアニメ、マンガのことばかりです。 けれどもやはり、持って生まれた性癖は、多少方向が変わろうとも、根本的な所は変わり得ないのでございます。 ある日のことでございます。 従姉妹が【スケバン刑事】なるマンガをくださいました。 ドラマ版は存じておりましたが、原作の存在は知りませんでした。 因みに【スケバンヨーヨー】は常に持ち歩くほどに、なかなかコアなファンでもありました。 マンガ【スケバン刑事】 それはなんとも甘美な本でございました。 主人公麻宮サキの、高校生にしては豊満な乳房が現われるたびに、私の胸は高鳴るのです。 叶姉妹も峰不二子も、平謝りするほどの、有り得ない巨乳にときめくのです。 色気を放つ悪役の、なまめかしい太股を見る度に、悶々としたものが湧き上がるのです。 同じ【色気を放つ悪役】でも、プロゴルファー猿の紅蜂さんとは、天と地ほどの差があるのです。ドラえもんの「しずかちゃんの入浴シーン」など、色気のかけらもありません。 以来私の描く女性は、異様なまでに豊満な乳房を持つようになりました。女性の体に興味を持ち始めた出来事でございました。
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