11月15日

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その日、十津川浪人が数名で来訪している。また、武力倒幕を推進する中岡真太郎も来訪している。竜馬は平和主義者である。この来訪者を探ってみたい。十津川浪人は見回り組の変装と判断し、中岡真太郎に注目したい。西郷、桂、大久保、また中岡は江戸幕府を武力で解体し、とことん徳川家を追放したい立場にあった。そこへ竜馬が発案した大政奉還である。いかに激怒した4名であろう。その4名を代表して中岡が竜馬への武力倒幕への賛同を求めにきたのではないだろうか?数時間の両名の激論は想像もつく。この口論より喧嘩へ発展したとも思われる。その理屈づけが、竜馬の正面頭部の一撃が疑われる。なぜ?剣の達人がみすみす正面頭部をやられなくてはならないのか?油断、咄嗟、それだけであろうか?読者も喧嘩からの延長を考えてもらえばわかってもらえるような気がします。
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