11月15日

5/7
前へ
/23ページ
次へ
第一撃目が致命傷、第二撃目が肩から背中にかけて、第三撃目が左頭部。この攻撃を受けた竜馬は絶命した。同席していた中岡は無数の傷で絶命せず、二、三日は延命している。このちがいはなぜだろう?中岡の場合、現代の医学であれば助かった可能性があったということで、竜馬は現代の医学をもってしても即死状態だったと言える。と、いうことは、狙いは竜馬一人としか考えられない。竜馬も中岡も剣豪である。四、五人にふいを襲われたとしても応戦できただろうし、刺客も無傷ではすまないはずだ。ここから判断しても暗殺者の第一容疑者は中岡に思える。後者の見回り組は暗殺の確認と、黒幕にたいしての口封じと思われる。いわゆる竜馬が、ブルータスお前もか、状態だったと思う!
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

46人が本棚に入れています
本棚に追加