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でも、俺は続ける。 「悪いけど、俺は男には興味がない」 そう、相手は自分と同じ黒いランドセルを背負った少年だった。 確かに、よく遊んでいて一番仲のいい友人だった記憶もある。 俺のその言葉で、相手がジョークにしてくれることを少し期待はしたけれど、 そんな結果は用意されず、 かと言って、相手は泣くわけでもなく、 小さく「そっか」と呟いた。
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