1334人が本棚に入れています
本棚に追加
とある日本の街の風景。どこにでもあるような日常。
その日常を過ごす人々。道路は無数に車が行き交い、歩道には会社や学校に行く会社員や学生たちが歩いている。
街の極々普通の光景がここにもある。
そのなかに、運命に導かれし少年・御剣大地がいた。いつも通り、学校へ登校するために桜が満開の河川敷を歩く。
学校へと通うためにいつも見てる風景、それを眺めてると大地はふと思った。
(この街に来て、どれくらい経っただろうか?)
それほど月日は経ってないはずだが、長くいたように感じる。
やはり慣れと言うのは早い。
最初にここを通った時は驚いたこの桜の花も、もう見慣れた日常になっている。
自然と学校へと歩みが進む。昔から慣れとは怖いというが、まさにその通りだ。
そんなこんなで、いつの間にか学校の校門まで来ていた。
「今日も変わらない日常が始まるか……」
そう言って大地は、学校へと入って行った。
最初のコメントを投稿しよう!