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考えているうちに津村がいつの間にか話し終わり、教室から出ていっていた。
授業の予鈴がなり、クラスメイトたちが業の準備をし始めた。
大地は教科書を机に出し、授業の準備を整えた。
そうしてる間にも、教室に一限目の教科の先生がやってきて授業が始まった。
大地の席は窓側の一番後ろの席なので、外の景色がよく見える。
窓の方に視線をやって外を見てると、ふいに誰かの視線を感じた。
まさか。ここは二階だし、平日の午前中だ。
それも3階にあるこの教室を見ていることはないだろう。
(大体ここの外は、川が流れているだけでビルや高い建物なんてないはず……。おかしい……)
変な感覚があったのか、大地は一限目の授業で終始、視線を外に向けていた。
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