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またある日、廊下の掲示物を見ていた彼女のスカートを、ばさーっとめくった。
彼女は振り向き、またお前かといいたげな、泣きそうな顔をして走って逃げて行った。とても、面白いと思った。
それからというものの、彼女は僕を見つけると急いで逃げるようになった。でもそこは僕も負けてられない。隙を見ては近づき、スカートめくりを繰り返した。その度彼女は泣きそうな顔で逃げて行く。
最早そのやりとりが学校での一番の楽しみになっていた。
そこで僕は、彼女と話してみたいと思うようになった。
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