足音

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足音

午後7時頃。 暗く寂しい通りに人影が浮かぶ…。 灯子である。 今日は担任にある用事を言い渡されてしまったのだ。 最初は断っていたのだが担任が、 『夏樹はキレイだから』 を何度も言い、ついつい引き受けてしまったのである。 おかげで帰るのがこの時間となってしまった。 3人には迷惑をかける訳にはいかず先に帰ってもらった。 「はぁ~ったく…先生も頼むなら他のブスに頼めばいいのに…なんでワザワザ私に頼むかなぁ~」 私が襲われたらどうすんのよ。 などと口ずさんだ瞬間。 ある異変に気付いた。
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