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リエの弟、リクはちょっと元気すぎる少年で、そのためいつも姉であるリエや使用人達を困らせていたらしい。
その日も彼は同じ町に住む子供達と広場で遊んでいた。
だが、そこへ突然黒装束の男達が現れ、広場で遊んでいた子供達を一人残らず連れ去ってしまったらしい。
そして、そいつらは『この子供達は我らが主、岩石王様へと捧げる。喜ぶがよい!』と言い残し、去っていった。という話だった。
因みにリエは屋敷の窓からこの一部始終を見ていたらしい。
「わたしは弟を……リクを助けたいんです!さっきはありがとうございます。わたし、行きます。止めないで下さい。」
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