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そう言って立ち去ろうとしたリエの手首をリューレイジュは掴んだ。
「どこへ行けばいいのか、分かっています?その黒装束達は〝我らが主、岩石王〟といったのでしょう。つまり黒装束は邪教集団であり、岩石王、つまり魔王の配下です。これが何を意味するのか、分かりますか?」
リエは当惑し、黙って首を振る。
「幾つか貴女に言うことがあるようですね。
まず一つ目、目的地も分からずに突っ走る愚か者のすることです。二つ目、仮に辿り着けたとしても捕まって終わりです。
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