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「弟を……リクを、助けたい!」
その言葉に、リューレイジュは満足げにうなずく。
「分かりました。それなら、私が助けに行きましょう。」
優しく微笑むリューレイジュを見て、リエは一瞬何を言われたか分からなかったが、すぐに意味が分かった。
「ダッダメ!危ないよ!そんな……ついさっき知り合ったばっかの人を巻き込むなんて、そんなの絶対に絶対にダメ!」
焦ってまくし立てるリエの額をリューレイジュは指で弾く。思わずリエは額を押さえた。
「人の好意は素直に受け取りなさい。貴女はまだ子供でしょ。」
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