前編
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リエは内気な少女だが、とんでもなくない頑固になることもある。今回が正にそうだった。 「でもっ……!」 「四の五の言わないこと。それに私に勝てる者など存在しません。」 リューレイジュのこの傲慢発言は決して嘘ではない。 リエはそんなリューレイジュの瞳をじっと見つめる。そこから絶対の自信を読み取るかのように。 「……ありがとうございます。」 リエは頭を下げそう言った。
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