12人が本棚に入れています
本棚に追加
今入った店でもやはり絡んできた奴がいたので、問答無用でぶちのめしたのだ。
それから平穏に食事を終え、店を出たのだ。
次の瞬間、リューレイジュの目に入ったのは、亜麻色の巻き毛に丸く大きな青い瞳が印象的な、まだ十を少し過ぎた年齢であろう少女が、数人の柄の悪い男達に囲まれている。
彼等は恐らく人買いといったところだろう。それであの少女をどこぞに売ろうとしている、といったところだろうと予想し、リューレイジュは迷わずそちらに足を向ける。
「へぇ……お嬢ちゃん、可愛い顔してんじゃねえか。喜びな。高く売れるぜ。」
最初のコメントを投稿しよう!