人間失格

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じわじわ私を角に追いやる圭司くん。 私は負けない!! こんな男には絶対負けない。 「やれば?そのあんたが言う愛情表現を」 「おしおきだ!」 私は両手で力いっぱい圭司くんを突き飛ばした。 そのすきに私はレオンを抱っこして逃げようとした。 「まだおしおきが終わってねぇぞ」 「叫ぶよ」 「あぁどうぞご自由に」 「誰か助けて!!」 「てめぇまじで叫びやがったな」 ペシッ!! 最低だ…… 圭司くんはレオンのほっぺを思いっきり、ビンタした。 「ふざけんなぁ!!」 私は圭司くんの鼻にまたもや力いっぱい拳で殴った。 レオンはこれまでにない泣き方をしている。
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