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私はレオンに傷がないか確かめ、圭司くんを睨みつけた。
「あんたねぇ…あんたなんか死ねばいい」
鼻血がボトボト床に落ちている。
圭司くんはうっすら目に涙を浮かべ鼻を押さえている。
私は自分が押さえきれず圭司くんの頭を拳で殴り続けた。
「死ね!死ね!」
「てめぇ……いい加減にしろよ」
「レオンに手出すやつは私許さない!」
「ちっくしょー」
頭が痛いのか鼻が痛いのが圭司くんはその場にうずくまり泣き出した。
私は最後に圭司くんの背中に思いっきりかかと落としをし、レオンを抱いて帰ろうとした。
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