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        ねぇ         初めての冬の日     君はずっと僕の側にいてくれたね     君のその温もりは     僕の心と体を包み込んでくれた         ねぇ         太陽がサンサンと輝いてたあの夏の日     砂浜で子供みたいに無邪気にハシャいだよね     あの時の君の笑顔は     僕にとって最高の幸せをくれたんだ         ねぇ         桜が咲き始めた頃     風邪を引いた僕を     文句を言いながらも     君は1日中看病してくれた     あの日     素直に言えなかったけど     感謝の気持ちでいっぱいだったんだよ         ねぇ         もう 君には     僕の声は聞こえないけど    もう 君には     僕の手は触れる事すら出来ないけど     これだけは言えるんだ         ねぇ         僕は 毎日     君と共にいるだけで     それだけで     幸せだったんだよ     君がそこにいる事が     僕にとって幸せだったんだよ     君の     笑う顔     怒る顔     悲しい顔     嬉しい顔     どれだけ僕に幸せをくれたのかわからない     君に出会わなければ     今の僕はいない     君がくれた掛け替えのない『もの』は     僕を大きくかえてくれた     だから     だから待ってて     僕が 君に     言える いつか     立派な人間になる     その日まで……    
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